痙縮とは

脳卒中後遺症のひとつに手足のつっぱり(痙縮)があります。脳卒中による身体機能の障害で最も多く見られるのは手足の麻痺ですが、痙縮とは時間の経過とともに麻痺側の筋肉が緊張しすぎてしまう状態のことです。脳卒中発症後3ヶ月で約20%、1年後には約40%の方に認めらるといわれています。痙縮が強くなるとリハビリに支障を来したり、着替えがしにくくなったり痛みを感じるようになるなど日常生活動作にも悪影響を及ぼしてしまいます。

ボツリヌス療法

当院では痙縮を軽減することでより効果的なリハビリを行い、脳卒中後の経過が長い患者様でも機能回復を目指せるよう必要に応じてリハビリとボツリヌス療法を併用しています。ボツリヌス療法の効果は注射後7日前後で現れ3〜4ヶ月持続しますが、これはあくまで筋肉の緊張を軽減するだけであり麻痺症状そのものを改善する効果はありません。つまり、その3〜4ヶ月の間に専門のリハビリテーションを受けることが機能回復に何よりも重要です。痙縮に対するボツリヌス療法とリハビリテーションの併用治療は、発症からの経過時間に関わらずともに医療保険が適用されます。

また、リハビリは希望しないが痙縮による疼痛や関節可動域制限などを緩和したいという方にもボツリヌス療法のみ施行することも可能です。詳しくは当院外来にてご相談ください。