脳神経外科

脳卒中の発症予防と再発予防

   高血圧・糖尿病・高コレステロール血症などの生活習慣病は、脳卒中の発症および再発の大きな危険因子であり一貫した管理が必要です。当院ではこれら生活習慣病について脳卒中の発症予防および再発予防の観点を踏まえた適切な管理と助言を行っています。

脳神経外科一般

 頭痛・めまい・手足がしびれる・手がふるえる・言葉が出にくい・頭を強く打ったなどの脳や神経に関する症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。また、てんかんに対する薬物管理についてもお気軽にご相談ください。診察および検査の結果、より専門的な検査や入院治療が必要と判断した場合は患者様のご希望を踏まえ適切な医療機関へご紹介します。

物忘れ外来(認知症外来)

 置いた場所を忘れた・人の名前が思い出せない・何度も同じことを聞くなど、物忘れの症状でお悩みの方やそのご家族の方はお気軽にご相談ください。当院では認知症と同じ症状を来しうる頭蓋内の器質的異常(脳腫瘍、水頭症、多発脳梗塞など)の有無を頭部CTを用いて検査した上で、種々の認知機能検査を組み合わせ総合的に認知症の診断を行なっています。認知症と同じ症状を呈する手術治療可能な疾患が判明した場合は患者様の希望に沿って適切な医療機関にご紹介いたします。認知症と診断された方には従来の薬物治療のみでなく、理学療法士や作業療法士による認知運動療法を行い認知症そのものの改善を目指す治療も行なっています。認知症予備軍ともいえる軽度認知障害を早期発見できれば、薬物療法や認知運動療法を組み合わせることで症状の進行を遅らせるだけでなく改善させることも期待できます(後述)。

軽度認知障害および軽度認知症に対する集団認知運動療法

物忘れ外来にて軽度認知障害〜軽度認知症と診断された方に対し、作業療法士が中心となって理学療法士や看護師とともに毎週1回約90分の集団認知運動療法を行なっています。集団療法とはいえ、なるべく個々の患者様の症状に合った治療計画となるよう、物忘れ外来にて専門医が治療適応の有無を判断したのち作業療法士および理学療法士がより詳細に認知機能と運動機能を評価します。その後、ストレッチやジョギングなどの有酸素運動と種々の認知機能トレーニングを組み合わせた週1回の治療を3ヶ月間継続することで認知機能の改善を図ります。費用についてはこちらをご覧ください。

脳卒中後の痙縮に対するボツリヌス療法

 脳卒中後遺症のひとつに手足のつっぱり(痙縮)があります。脳卒中による身体機能の障害で最も多く見られるのは手足の麻痺ですが、痙縮とは時間の経過とともに麻痺側の筋肉が緊張しすぎてしまう状態のことです。脳卒中発症後3ヶ月で約20%、1年後には約40%の方に認めらるといわれています。痙縮が強くなるとリハビリに支障を来したり、着替えがしにくくなったり痛みを感じるようになるなど日常生活動作にも悪影響を及ぼしてしまいます。そこで当院では痙縮を軽減することでより効果的なリハビリを行い、脳卒中後の経過が長い患者様でも機能回復を目指せるよう必要に応じてリハビリとボツリヌス療法を併用しています。ボツリヌス療法の効果は注射後7日前後で現れ3〜4ヶ月持続しますが、これはあくまで筋肉の緊張を軽減するだけであり麻痺症状そのものを改善する効果はありません。つまり、その3〜4ヶ月の間に専門のリハビリテーションを受けることが機能回復に何よりも重要です。詳しくは当院外来にてご相談ください。

眼瞼けいれん・片側顔面けいれんに対するボツリヌス療法

 自分の意思に関係なくまぶたがぴくぴくしてうまく目が開けられない、顔の片側の筋肉がぴくぴく動いて顔がひきつってしまうなどの症状がある方は眼瞼けいれん、片側顔面けいれんの可能性があります。これらの原因はさまざまですが、いずれも筋肉の動きを自分でコントロールできなくなる病気でありボツリヌス療法により症状を改善できる可能性があります。こういった症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

 

リハビリテーション科

 当院では自費による脳卒中リハビリ(外来リハビリ)を行っています。脳卒中リハビリの経験豊富な理学療法士、作業療法士、そして脳神経外科専門医が患者様に適したリハビリプランをご提案します。平成31年4月より脳卒中後遺症に対する外来リハビリが保険診療の適応外となり、医療保険を利用した外来リハビリを行うことがますます困難となっていますが、当院では保険診療の制約がない自費によるリハビリを選択することで個々の患者様に合わせた完全オーダーメイドのリハビリを提供することができます。以下のようなお悩みのある方はご相談ください。また、当院訓練室内を見学希望の患者様がいらっしゃいましたらお気軽にお電話ください。リハビリQ&Aはこちら

  1. 脳卒中の後遺症で日常生活に制限がある
  2. 脳卒中の後遺症があるが機能回復を目指したい
  3. 入院中のように集中して専門的なリハビリをしたい
  4. 復職を目指し専門的なリハビリをしたい
  5. 機能維持のために定期的に専門的なリハビリをしたい
  • リハビリは完全予約制となっております。初診の方は、リハビリを安全かつ効果的に行うためにまず院長による診察、必要に応じ頭部CT検査などを行ったのち、患者様のご要望に添えるよう専門の療法士とともにリハビリプランをご提案します。初診時の診察、検査などは保険診療となりますので健康保険証の提示をお願いいたします。
  • リハビリ初診予約はこちら。

自費リハビリ

「入院中はよかったけど、退院して家に戻ったら全然うごけなくなってしまった」

「脳卒中になってリハビリをして家には帰れたけど、復職はまだ無理だ」

「専門的なリハビリをもっと続けたかったのに」

「脳卒中になってもう何年もなるけど、最近だんだん動けなくなってきた」

「定期的にリハビリをしたいけどどこに行ったらいいのかわからない」

 脳神経外科外来ではこのような患者様によく遭遇します。病院などに入院して行うリハビリは急性期リハビリおよび回復期リハビリと呼ばれ、脳卒中発症から最長180日までしか対象になりません。したがって身体機能が十分に回復していない、もしくは職場復帰には不十分な状態でリハビリを終え退院せざるを得ない場合が少なくありません。その理由は医療保険制度が定める入院期間やリハビリ方法、そして診療報酬などによりリハビリ医療が大きな制限をうけ、そのことが患者様の求めるリハビリの継続と効果に限界をもたらしているからです。さらに、平成31年4月からは外来リハビリ(維持期・生活期リハビリ)において医療保険が使えなくなり介護保険に移行したため、退院後の生活維持、機能改善を目指した専門的なリハビリを継続することが困難になってしまいました。

 そこで当院では脳卒中後の後遺症について様々な悩みを抱えている患者様に対し、保険診療の枠を取り払った自費リハビリという形を提案し、日常生活機能の改善・維持・向上、そして復職へのお手伝いを行っています。

リハビリの流れ

初診の方

  1. 当ホームページから初診予約、電話による予約もしくは直接当院へ来院
  2. 脳神経外科外来で受付し診察券の作成
  3. 問診、診察、必要に応じ頭部CT検査や血液検査ののち初回評価日を決定
  4. 専門の療法士による詳細な初回評価・カウンセリングとリハビリ計画の提案・作成(約2時間)
  5. リハビリ予約(最短で初回評価翌日からのリハビリ開始となります)

リハビリ予約のある方

  1. 来院後、直接リハビリセンター受付へ
  2. リハビリ終了後、次回予約
  • どのようなリハビリプランの方でも、療法士、医師がそれぞれの観点でそのリハビリプランが順調にすすんでいるか、よりよい方法はないかなどを適時検討し、患者様の回復、機能向上のお手伝いができるようカンファレンスを行っています。
  • 患者様の要望や進捗状況によっては、リハビリプラン作成後も追加や変更が可能です。
  • 6ヶ月以上リハビリが中断していた場合は、あらためて問診・診察などを行いリハビリプランを作成します。

リハビリ料金のご案内

  1. 初回評価・カウンセリングおよびリハビリ計画の提案・作成:6,000円
  2. 基本プラン:115,000円/10回(税込)
  3. ボツリヌス療法併用プラン(初回評価含む):138,000円/12回(税込) 
  4. リハビリメンテナンスプラン(1回1時間、合計6回/半年):54,000円  
  • 料金はすべて税込みです。
  • ボツリヌス療法併用プランにボツリヌス療法そのものの費用は含みません。
  • 現金・銀行振込・各種キャッシュレス決済(VISA/MASTER/ICOCAなど)に対応しています。
  • 当院での自費リハビリテーションは、「医師の指示のもと行なっている」ため、医療費控除の対象となり確定申告をすることで還付金を受け取ることができます。
  • 脳卒中後遺症に対するリハビリテーションについては、一般社団法人日本自費リハビリ推進協会が行う自己負担額軽減措置制度を利用することができます。
  • 患者様の状態により上記以外にも様々なプランをご用意しています。ご不明な点は、スタッフにお気軽にご相談ください。